ストーリー

Story
vol. 22
プロならではの提案に導かれ
後悔のない家づくりができました。
札幌市・Iさん宅
友人の新居にひと目ぼれし
夢が現実の目標に

 結婚以来、築40年以上の社宅で暮らしていたIさん夫妻は、2年ほど前に第一子を授かったのを機に、新築を具体的に考え始めました。「手狭なうえに冬の寒さやカビ、室内の暗さも気になり、子育てには不安が多い住環境だと感じていました。身のまわりで家を建てる人が増えたことで、家づくりが一気に身近になりました」と、Iさんは話します。
 ちょうど同じ頃、大元工務店で新築した友人宅を訪ねた奥さんが、その住宅にひと目ぼれ。「冬なのに室内がとても暖かく、木を生かした内装も私たちの好みにぴったりでした」と、奥さんは同社の家との初めての出会いを振り返ります。以来、夫婦で欠かさず完成見学会に参加し、住まいのイメージを膨らませていきました。
 同時にご夫妻は、インターネットなどを活用して土地探しにも精力的に取り組みました。探したのは、「お互いの通勤に便利なJR駅が徒歩圏内」の地域。「落ち着いた雰囲気の住宅街」で、「庭のある暮らしが楽しめる広さ」という条件を満たす宅地を見つけるのに、2年近くを費やしたといいます。
 納得の家づくりのため、他社にも話を聞くなど、時間をかけて調べ尽くしたご夫妻は、結果として、大元工務店の家の雰囲気が一番好きなことを再認識。「友人宅の冬の暖かさがとにかく印象的で、性能も間違いない」と確信し、2021年2月に新築を依頼しました。

奥さんの要望だった室内が見渡せて広さにゆとりある対面キッチン。ガスレンジ横のレンガ壁が、空間に深みを添える
奥さんの要望だった室内が見渡せて広さにゆとりある対面キッチン。ガスレンジ横のレンガ壁が、空間に深みを添える
親身な提案と対応で
満足度の高い家づくり

 新しく家を建てるにあたり、Iさん夫妻は旧居で抱えていた数々の悩みを解決したいと考えていました。「まず大事だったのは、共働きと子育ての両立に欠かせない、家事効率のいい間取りと収納計画です。特に、室内が見渡せて広さにゆとりある対面キッチンは、譲れない希望でした」と、奥さんは話します。
 そこで大元社長は、玄関土間から「リビング・ダイニング」、「手洗い場とトイレ」、「シューズクローク・パントリーを通って対面キッチン」と3方向に続く動線を提案。またランドリールームを含む水まわりを2階に集約し、寝室の隣のウォークインクローゼットとつなぐことで、洗濯動線をコンパクトにまとめました。
 プランがまとまり、9月から工事を開始。ご夫妻は打ち合わせを兼ねて、しばしば現場にも足を運びました。徐々に立ち上がっていくわが家を見ながら、ユーティリティ内の脱衣スペースの追加やタイルの色、リビングの窓のサイズや木製サッシへの変更など、気になったことをその都度、大元社長に相談。工事の終盤まで現場での微調整を続けました。
 「現場で実際のサイズ感を体感すると、イメージがより具体的になります。その分迷いも出てしまって…。でも大元社長も棟梁も、いつも真剣に話を聞いて快く対応してくれたので、何でも安心して話せて、心から満足できる家づくりにつながりました」と、Iさんは笑顔で話します。

東と南に採光窓を設けた吹き抜けに沿って、階段を造作。Iさんは「スムーズな上り下りのために、踏板の高さをミリ単位で調整してくれる心づかいも嬉しかった」と、プラン時を振り返る
東と南に採光窓を設けた吹き抜けに沿って、階段を造作。Iさんは「スムーズな上り下りのために、踏板の高さをミリ単位で調整してくれる心づかいも嬉しかった」と、プラン時を振り返る
暖かく機能的な新居で
伸びやかな日常を満喫

 2022年2月、ご夫妻のこだわりが詰まった新居が完成しました。「工事中でさえ、あまり寒くありませんでしたが、住んでみると家中が自然な暖かさで驚きました」。そう語る奥さんは、パントリーを併設し、玄関との行き来がしやすい造作の対面キッチンにも大満足。「子どもの様子によく目が届き、大容量のパントリーはまとめ買いにも便利。夫婦でキッチンに立っても窮屈じゃないのが嬉しい」と話します。
 水まわりとウォークインクローゼットを直結させたことで、洗濯の一連の動作もグッとスムーズに。使い勝手のいい場所に収納が配されていて、奥さんは「期待以上に家事がしやすい家になった」といいます。
 例年にない大雪に見舞われたこの冬は、建物と一体化させたカーポートがその機能を発揮。「以前は車の雪下ろしに数十分必要だったのが、この家ではその手間がなくなりました。雨や雪が降っていても濡れずに済んで、とても助かっています」と、Iさんは快適さを痛感しています。
 また大元社長の提案で、建物を道路側に寄せてレイアウトしたことで、玄関まわりの除雪が最小限で済み、敷地の南側には念願の庭を広く確保できました。「これから、大元社長に紹介してもらった業者さんと一緒に庭を整えて、この家での生活をさらに充実させたい」と奥さん。Iさんご夫妻の住まいづくりは、これからも続いていきます。

住まいづくりを通して
「窓」の位置や大きさの
大切さや魅力を知りました。

 前に住んでいた社宅は陽当たりが悪く、昼でも照明が必要なほど暗いのが大きな悩みでした。そのため、できるだけ明るくて開放感のある家にしたいと思い、西側に大きな窓のある吹き抜けを希望しました。すると大元社長は「西窓にすると、夏はとても暑くなるよ」と、代わりに東に吹き抜けのあるプランを提案するとともに、リビング北側の道路に面した窓は、人目を遮りつつ光を採り込むことができる横長の窓を勧めてくれました。
 実際に暮らしてみると、東の窓からの朝日がとてもきれいで、気持ちがいいんです。朝起きてその光に包まれるのが、晴れた日の楽しみになりました。それに、リビングやユーティリティの北側の窓からの光が、意外とやわらかで心地よいというのも新たな発見でした。大元社長との家づくりを通して、快適に住まうために大切な窓の役割や魅力を教わったと感じています。(Iさん談)

Replan北海道137号掲載
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