ストーリー

Story
vol. 23
想像を超えた提案に嬉しい驚き。
夢見た以上のわが家ができました。
札幌市・Fさん宅
理想的な宅地に出会い
マンションから住み替え

 第一子誕生を機に築10年の中古マンションを購入し、17年間暮らしてきたFさんご夫妻。奥さんは「利便性が高い場所で、住み心地も悪くなかったのですが、一生ここに住むつもりはありませんでした」と話します。

 というのも、ご夫妻はもともと、戸建て志向が強く「マンションのローンを完済するまでに、気に入った土地を見つけて戸建てに住み替えたい」と考えていたといいます。5年ほど前からは、新婚時代に暮らし、気に入っていた閑静な西区の住宅街で売地を探し始めました。そして2021年の春先、雑木林が裏手に迫る160坪の宅地と出会います。「隣家まで距離があるゆとりある広さ、周囲の豊かな緑が購入の決め手になりました」と、Fさんは話します。

 憧れの戸建て暮らしを実現するため、ご夫妻はリプランやインターネットで依頼先を検討。「第一条件は、木を生かした家づくりをしている工務店。また、私たちの要望を聞いて、自由度の高い設計をしてくれるパートナーであること。条件を絞り込んでいくうちに、大元工務店を見つけ、ここなら夢が叶うと思いました」と、Fさんは家づくりの始まりを話します。

 ご夫妻は早速、大元工務店を訪問。「事務所の雰囲気が温かく、話がしやすかったのが印象的でした。大元社長となら、一緒に頑張って良い家づくりができると感じました」と奥さん。そしてご夫妻は大元工務店に新築を依頼し、大元社長と共に新居のプランづくりを開始しました。

玄関ドアを開けると目の前に木質感あふれるLDKや開口越しの緑が広がる。リビングのコンクリート壁は、擁壁を兼ねた基礎
玄関ドアを開けると目の前に木質感あふれるLDKや開口越しの緑が広がる。リビングのコンクリート壁は、擁壁を兼ねた基礎
暮らしやすさを考えた
提案で憧れを現実に

 ご夫妻が思い描き続けてきたのは、木をふんだんに使った外壁や内装に薪ストーブ、素材感豊かな塗り壁、周囲の緑を採り込む窓、伸びやかな吹き抜けのある住まい。奥さんは人が集まりやすい、オープンキッチンを備えた広いリビングも希望していました。「大元社長は、伝えた要望をベースにしながら私たちの想像を超えた、玄関と土間、LDKが一体となった開放的なプランを提案してくれました」とFさん。

 また、ご夫妻が購入した雑木林が迫る土地は、土砂災害特別警戒区域に指定されているため、法規上、万が一の災害に耐えうる構造が求められていました。そこで大元社長は、雑木林に面した西側基礎を、高さ2m超・厚さ35㎝とし、擁壁を兼ねた構造を採用。さらに、裏動線で洗濯室とウォークインクローゼット、パントリー、玄関収納を結び、リビングへ回遊できる動線プランも提案しました。「私たち家族の住みやすさと暮らしの安心が考え抜かれた提案の一つひとつに感動。新居の完成がますます、楽しみになりました」と奥さんは笑顔で話します。

 2022年の春に工事が始まると、Fさんご一家は毎週のように現場へ足を運びました。「ベテランの職人さんたちが黙々と作業をする姿、木の匂いがとても懐かしく感じました」と、かつて大工の棟梁だった祖父をもつ奥さんはしみじみと振り返ります。「前の年に地鎮祭を行ったのも、家づくりの良い思い出に。やっぱり戸建ては良いなぁと思いました」と、Fさんも話します。

2階には、家族の個室をレイアウト。完成間際に、部屋の壁を自分で塗ったのも家づくりの良い思い出になった
2階には、家族の個室をレイアウト。完成間際に、部屋の壁を自分で塗ったのも家づくりの良い思い出になった
木の香りと森の緑に包まれた
夢見た以上のマイホーム

 2022年6月、ご家族が工事を見守り続けてきた新居が完成。玄関を開けると、目の前には木の香り漂うLDKが広がり、その開放的な空間に訪れた誰もが驚きの声を上げます。「キッチンや水まわり、玄関に直結したバックヤード的な空間が生活動線に合わせて設けられているおかげで、LDKはいつでも手間をかけることなくきれいな状態を保てるので助かっています」。そう語る奥さん念願のオープンキッチンも造作で実現。使い勝手を配慮した収納計画が、料理好きな奥さんを喜ばせました。コンロまわりには、大元社長の提案でメンテナンスフリーの江別レンガを採用。「油がはねて染み込んで、それが味わいになると聞いていますので、これからの変化も楽しみです」。

 マンション育ちのお子さんたちは、リビング階段に大喜び。「息子は貯めていたお小遣いを使って、自分の部屋のインテリアを整えました。子どもたちなりに、戸建て暮らしへの夢があったんだなと改めて思いました」と、Fさんは話します。

 大元工務店の過去の事例を見て「住宅性能はお任せして大丈夫」という期待どおり、旧居の悩みだったすきま風の寒さや結露とも決別。「擁壁を兼ねたコンクリート壁がリビングに露出していますが、夏は朝の冷気を溜め込んで、昼も自然な涼しさを保ってくれました。ストーブを焚く冬は、薪火の熱が溜まって暖かいんでしょうね。想定外の省エネ効果にも嬉しい驚きです」と、奥さんは声を弾ませて話してくれました。

みんなで壁塗りも体験。
家を建てているという
実感が味わえました。

 家づくりのゴールに近づいた5月末、家族みんなで2階個室の壁塗りをしました。2日がかかりの大仕事でしたが、自分の部屋になる個室の壁を塗ったのは、私たちにも、子どもたちにもいい思い出になりました。職人さんがとても親切に教えてくれましたが、そこは素人ですので、聞いたとおり、思ったとおりには塗れません。職人さんが手がけた1階の壁とは、雲泥の差です。でも、その不器用なこて跡も、味わいになったと思います。そして何より、見守るだけではなく、自分たちの手を動かし、汗を流すことで、家を建てているという実感が味わえました。来年の春には、広い庭スペースにも手を入れ、よりわが家らしい佇まいに整えたいと思っています。大らかな気持ちで私たちの夢と希望を受け止め、時にプロらしいアドバイスをしてくれた大元社長のおかげで、憧れ続けた戸建て暮らしが何倍も豊かなものになりました。(Fさん談)

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