2年ほど前に第一子を授かったのを機に、共働きと子育ての両立をサポートしてくれるような住まいを実現したいと考えたIさん夫妻。そこで、家事効率の良いキッチンや、ウォークインクローゼットと直結するユーティリティ、造作収納を備えた玄関土間からリビング、手洗い場とトイレ、パントリーとキッチンの3方向へつながる動線などの機能を備えたプランを提案しました。またカーポート一体型の建物は、冬の雪対策として道路側に寄せてレイアウトし、陽当たりの良い南側にゆとりある庭を確保。お子さんと一緒に四季を楽しみながらの暮らしを満喫できる住まいができました。
I様邸・R3年完成
奥さんの希望を叶えた住まいで、完成までの思い出を振り返るご家族と大元社長。「的確な提案のおかげで、想像や期待を超えるマイホームができました」とIさん
玄関からは「リビング・ダイニング」、「手洗い場とトイレ」、「シューズクローク・パントリーを通って対面キッチン」と3方向にアクセスできる
玄関と壁を隔ててすぐ隣には、トイレ後と帰宅後の両方のタイミングで使いやすい造作の手洗い場を設けた
木と塗り壁の自然素材のやわらかな質感に包まれたLDK。テレビ背面の壁の奥は、階段下スペースを生かした収納で、テレビまわりの設備や配線もすっきりと収まる設計
奥さんの要望だった室内が見渡せて広さにゆとりある対面キッチン。ガスレンジ横のレンガ壁が、空間に深みを添える
使い勝手やデザインの希望に合わせて造作したキッチンは、背面収納も充実。パントリーはそのまま、玄関収納、玄関へとつながる
東と南に採光窓を設けた吹き抜けに沿って、階段を造作。Iさんは「スムーズな上り下りのために、踏板の高さをミリ単位で調整してくれる心づかいも嬉しかった」と、プラン時を振り返る
寝室から階段方向へと、まっすぐに延びる廊下に沿って、左手に水まわりと書斎コーナーとトイレ、右手に将来2部屋に分けられる子ども室をレイアウトした
北面の採光・換気窓からやわらかな光が射し込むユーティリティ。洗面化粧台は造作で、キッチンと同じデザインで統一。寝室のウォークインクローゼットに隣接し、乾いた洗濯物をすぐにしまえる
2階トイレは、ウィリアム・モリスの壁紙とヘリンボーン柄に仕上げた床材で、奥さんの希望をかたちに
冬の雪に備えて設けたカーポートを、カラマツ仕上げの建物と一体化させた外観デザイン。建物全体を道路に近づけてレイアウトし、除雪の手間を減らすとともに南面に庭を広く確保した