みんなで悩んで、笑って、
最高のわが家ができました。
高校時代からの縁が実を結び、8年前に結婚したKさん夫妻は、北広島市の賃貸住宅で暮らしていました。「同年代の友達がマイホームを持ち始め、ふと私たちの将来、老後を考えたとき、いつまでも賃貸住まいで良いのだろうかと急に不安に。確実な未来のために、家を建てようと決めました」と奥さん。家づくりの情報を集めるため、初めて住宅雑誌を開きました。「木の家を建てたい」と考えていたご夫妻の目に留まったのが、大元工務店の住まい。気が急くままに会社を訪ねると「まず土地を探しましょう」と、懇意にしている不動産屋さんを紹介してくれました。
以来、奥さんは仕事の行き帰りに、住み慣れた近隣で土地を探すのが日課に。そんな中で気になったのが、企業の管理地だった空き地でした。紹介された不動産屋さんに調べてもらったところ、とんとん拍子に話が進み購入できることになりました。
土地探しと並行して、ご夫妻はいくつかの建築会社も訪問しましたが「セールスの勢いに気圧されてしまい、自分たちの要望をきちんと伝えられないと思いました」と当時を振り返ります。改めて、自分たちに合っているのは大元工務店と実感し、新築の依頼をしました。プランづくりに備え、奥さんは主にインスタグラムで情報収集。集めた写真を元にプラン用スケッチを描くのが日々の楽しみになったといいます。
雪がちらちらと降り始めた頃、家づくりがスタートしました。古いモノが好きなご夫妻が思い描いていたのは、年数を重ねるほどに味わいを増す家。
「憧れていたのは京都の町屋でした」。
奥さんのスケッチを元に、2週間に1度の打ち合わせを実施。メールでも頻繁にやり取りをしながら、プランづくりは着々と進んでいきました。「大元さんからは一度も『こうじゃなきゃダメ』という言葉を聞いたことがありません。家づくりの既成概念にとらわれ過ぎていたことに、気づかせてもらいました」。
例えば、キッチンや水まわりは造作を希望していたものの、ご夫妻は「高いから無理」と内心諦めていました。しかし、大元社長は「ご夫妻の好みを考えたら、既製品よりも現場施工のほうが合っているし、工事費を下げることもできますよ」と、タモ材での造作をさらりと提案。また、ユーティリティが定位置と思っていたガスボイラーを玄関収納に、洗濯機を2階のランドリールームにそれぞれ設置することでスペースを確保した結果、化粧カウンター付きの造作洗面台をつくることができました。「大元さんは、私たち自身が最善の答えにたどり着けるヒントを、いつもさりげなく出してくれました。打ち合わせを重ねるたびに、自分たちで家をつくっているという実感が増してきました」とご夫妻は笑顔で話します。
2017年7月、新居が完成しました。「どこを眺めても、濃密な打ち合わせの思い出がよみがえります。家ができて嬉しい反面、もうあの楽しさが味わえないと思うと、少し寂しい気もします」。
中でもご夫妻のお気に入りは、念願の造作対面キッチンを設置したLDK。容量たっぷりのキッチン作業台下の収納は、大元社長の提案でダイニング側からも使えるようつくられていて、とても重宝しているそう。「大元さんが、私たちが思い至らないところまで細かく目を配り、サポートしてくれました」。
家づくりの楽しさに目覚めたご夫妻は、主寝室の壁に「夜の水平線」をイメージしたペインティングを自ら施しました。「OBのお宅で見たセルフ塗装の緑の壁が印象的で、うちにも採り入れてみたいと思い現場で教えてもらいながら、夫婦で塗りました」。自分で考えて、選んで、時には手も動かして。その一つ一つの積み重ねが「ここに長く大切に住みたい」という想いを強くしていきました。「大元工務店に出会えたおかげです。1年前の未来への漠然とした不安はもうなくなりました」。
新居が完成してまず「おっ!?」と思ったのが、階段の踏み心地でした。今まで感じたことのない、このどっしりとした安定感の秘密は何だろう。不思議に思って尋ねたら、分厚い下地材を入れているとの答え。「見えない所でも、ついしっかりした造りにしちゃうんだよね」と笑う大元社長の顔を見て、これからも長いつき合いになるなぁと思いました。
僕の職場は、家から車で30分の距離。心地よい家を想いながら、ハンドルを握るひとときもまた良いものです。今度は庭をどうしつらえようか。ビールが美味しく飲める場所にしたいな。そんなことを考えていると、オンからオフに心のスイッチが切り替わります。帰るのが楽しみになるわが家ができて、本当に幸せです。ありがとうございました。(ご主人談)