ストーリー

Story
Vol. 20
木肌と薪火の温かさ、暮らしやすさを
兼ね備えた安らぎの住まいになりました。
札幌市・Kさん宅
インターネットで見つけた
夢を叶えるパートナー

 転勤族の家庭で育ったKさんは、戸建て暮らしが長年の憧れで、息子さんが誕生して住んでいた賃貸住宅が手狭になるにつれ、マイホームでのびのびと子育てをしたいと考えるようになりました。「自然も街も身近にあるのが札幌の良いところ。その魅力が感じられる場所で暮らしたいと思い、売地情報を調べ始めました」とKさんは3年前を振り返ります。
 土地探しと並行して、新築の依頼先もインターネットで探し始めます。「『札幌市・工務店』で検索して、大元工務店を見つけました。木をふんだんに使いながら、明るい雰囲気の生活しやすそうな家が僕らの好みにぴったりで、ここなら夢が叶うかもと思いました」。
 ホームページを丹念に読み込んだ後、ご夫妻は同社のオープンハウスを訪問。片流れの屋根なり天井がつくり出す開放感が心地よく、設計の自由度の高さにも惹かれました。「実際に建てた家には、ホームページの実例写真では気づかなかった木を使った造作の工夫がいっぱいで、こんなこともできるんだ!と驚きました」と、Kさんはその感動を語ります。賃貸の住まいの寒さが悩みだった奥さんにとっては、見学時に体感した住宅の暖かさも嬉しい発見でした。
 2020年12月、南区で希望に合う宅地を購入したご夫妻は同社に新築を依頼。土地探しから2年近い歳月を経てようやく、待望の家づくりが始まりました。

冬の家族団らんを温める薪ストーブが、Kさんの戸建て暮らしへの憧れと夢を体現
冬の家族団らんを温める薪ストーブが、Kさんの戸建て暮らしへの憧れと夢を体現
共働きでも暮らしやすい
立地を生かした納得の設計

 プランの打ち合わせは年明けから始め、ひと冬かけてじっくりと計画を練り上げました。3歳のお子さんを育てている共働きのご夫妻は、家事動線を重視。奥さんは、日常の生活空間と分離したランドリールームや、ファミリークローゼットなどの機能的なバックヤードのある住まいを思い描いていたといいます。
 購入した約55坪の敷地は、果樹が植えられた畑に隣接し、森と山並みが望めます。大元社長はプランニングにあたり、隣家に接する西側の窓の数やサイズを最小限に抑え、そこに奥さん希望のバックヤードを集約。眺望に恵まれた東側に大きく開いて、借景を存分に楽しめる窓を配し、この立地を最大限に生かしたプランを提案しました。
 「細部までじっくりと打ち合わせをして、納得できるプランができました。家族の成長に合わせて住まいのかたちを変えられる余地を残した大元社長の提案から、僕らのこれからに想いを寄せてくれていることが伝わり、良い家ができると確信しました」と、Kさんは嬉しそうに話します。
 着工後は、少しずつかたちになっていくわが家を見るのがご夫妻の日々の楽しみに。奥さんは「現場の棟梁は幼い息子に優しくて、でも仕事は素人目に見てもきっちりしていて。安心して完成を待つことができました」と笑顔を見せます。

ステンレスの作業台とシンク、シナ合板の収納を造りつけたキッチンは、タイルの色から引き出しの深さまで、隅々までこだわって検討。キッチンの隣にはゆとりの広さのパントリーを設けた
ステンレスの作業台とシンク、シナ合板の収納を造りつけたキッチンは、タイルの色から引き出しの深さまで、隅々までこだわって検討。キッチンの隣にはゆとりの広さのパントリーを設けた
マイホームが変えた
家族の日々の暮らし方

 隣地の果樹の木の葉が色づき始めた頃、心待ちにしていた新居での生活が始まりました。センの無垢床にカラマツの構造現し、シナ合板を用いた造作など、木の力強さと温もりがあふれる住まいは、ご夫妻が思い描いたとおりの仕上がりです。「想像以上だったのが、室内の暖かさ。天気のいい日はたっぷりの陽射しで暖房いらず。標準仕様の性能なのに、旧居との違いに驚いています」と奥さん。リビングの一角には、火を楽しむ暮らしを望んでいたKさん念願の薪ストーブを設置しました。
 仕事に家事に育児にと大忙しの新生活を頼もしく支えるのが、ランドリールーム。洗濯の一連の作業を1ヵ所で完結でき、ファミリークローゼットに直結させた効率の良いレイアウトです。奥さんは「バックヤードの収納スペースが充実しているので、LDKをいつでもきれいに保てます。これからは家具やモノを極力増やさず、ミニマルな暮らしを楽しみたいと思っているんですよ」と話します。
 いつでもきれいに片付いた明るく居心地の良いリビングは、家族が自然と集まるくつろぎ空間になりました。新居に越してから、Kさん一家はテレビを見なくなったそう。「薪ストーブの炎を囲んで、ゆったりと静かなひとときを楽しむのが日常に。家ができて、暮らし方まで変わりました」というKさんの穏やかな笑顔が、この家づくりへの満足感を物語っています。

豊富な施工実績から
薪ストーブのある住まいも
安心してお任せできました。

 「薪ストーブのある暮らしは、戸建て生活の醍醐味」と昔から憧れていました。大元工務店はこれまでにいくつも施工実績があったので、その点でも安心して依頼できましたね。プランニングを進めながら、毎週のように薪ストーブの専門店に通って、乗り気ではなかった奥さんを説得し、お店の方にアドバイスをもらいながら機種を吟味したのも、今は良い思い出です。
 最終的に選んだのは、蓄熱性に優れるアメリカの「ハースストーン」のダークグリーン色の薪ストーブ。炉壁に使ったレンガは、江別の工場に大元社長と一緒に出かけて見繕いました。木の温もりあふれるリビングにしっくりとなじんだ姿、カラマツの外壁の家にちょこんとのぞく煙突…。何度見ても嬉しくなります(笑)。薪ストーブに本格的に薪をくべる季節になったら、煮込み料理やピザをつくって、家族で休日を楽しもうと思っています。(Kさん談)

Replan北海道135号掲載
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