ストーリー

Story
Vol. 12
希望に寄り添う数々の提案で、
想像を超えた心地よい新居ができました。
札幌市・I様邸
6年の歳月をかけて
ゆっくり熟した新築の夢

 転勤族のIさんは結婚以来、家族を伴い勤務地の社宅で暮らしてきました。「6年前の次男の誕生を機に、長男が中学校に入る頃までに家を建てよう、と夫婦で話すようになりました」とIさん。ご夫妻はお子さんたちの進学も考えて、札幌市内の緑が近くに感じられるエリアで土地を探し始めました。同時に奥さんは積極的に、住宅展示場やオープンハウスを見学してまわりましたが、そのなかで目に留まったのが大元工務店でした。「たまたま身近な友人たちが大元工務店でリノベーションや新築をしていて、どちらもとても雰囲気が良かったんです。後々気づいたのですが、住宅雑誌を見て好みに合うなと思っていたのも大元工務店の家で、新居の依頼先はここしかない!と思いました」。
 一方で土地探しは難航します。計画が進まないまま3年の歳月が流れた頃、ご夫妻に奥さんの親戚の土地を活用しないかという嬉しい話が舞い込みました。そこは奥さんの実家で、今はお姉さん家族が暮らす住宅に隣接する57坪の旗竿地。「妻には馴染みのある地域で、私の希望にもぴったりでした。当時は江差町への2年間の転勤が決まったばかりでしたが、迷うことなく大元工務店に新築を依頼しました」とIさん。奥さんもその言葉を継ぐように「札幌から離れてのやりとりにはなりましたが、大元社長になら安心してお任せできると思いました」と笑顔で話します。

新居で使おうと江差町で手づくりした道南スギのスツールは、工事中に家族みんなで塗装した思い出の品。ダイニングテーブルは、奥さんのイメージをもとにカラマツ材で造作した。スツールもテーブルも、内装仕上げと同じ塗料を使って色合いを統一
新居で使おうと江差町で手づくりした道南スギのスツールは、工事中に家族みんなで塗装した思い出の品。ダイニングテーブルは、奥さんのイメージをもとにカラマツ材で造作した。スツールもテーブルも、内装仕上げと同じ塗料を使って色合いを統一
理想に一層の輝きを与えた
的確な提案とさり気ない助言

 プランづくりでIさんは「広い玄関と、家族が自然と集まるような明るい2階リビングを設けたい。リビングの天井は吹き抜けのように高く、大きな窓の向こうにはテラスを設けて、広がりを感じられる場所にしたい」と要望します。また「リビングとつながり、子どもたちの遊び場や学習スペースになるロフト」もご夫妻の希望でした。
 LINEで密にやり取りを重ね完成したのは、家族みんなが使う空間にゆとりを持たせる一方で、個室は最小限としたプランです。LDKにはIさんの要望をくまなく取り入れ、ロフトはキッチン上の空間を生かしたご夫妻も驚きの広々としたスペースに。玄関やランドリールームは、あえて少し広めに設計されています。「住まいは部屋数よりも、居心地や使い勝手が大事。メリハリのある設計で面積以上のゆとり感を持たせました」と大元社長はいいます。
 ご夫妻が「傷に強い広葉樹か、踏み心地のいい針葉樹か」と悩んだ床材選びでは、「子どもが走りまわる家には、温かみがあって柔らかな感触の針葉樹がいいかも」という大元社長の言葉で道産材のトドマツに決定。「大元社長のさり気ない助言のおかげで、迷ったときも納得して決断できました」とIさんは、家づくりのプロセスを振り返ります。

「天井高を可能な限り高く」という希望を受け、大元社長は三角屋根を提案。カラマツの針葉樹合板で仕上げた屋根なり天井が、リビング・ダイニングに温かみと広がり感を与えている
「天井高を可能な限り高く」という希望を受け、大元社長は三角屋根を提案。カラマツの針葉樹合板で仕上げた屋根なり天井が、リビング・ダイニングに温かみと広がり感を与えている
現場を見て、手を動かして
家づくりの楽しさを実感

 着工後、ご夫妻は大元社長との打ち合わせも兼ねて、定期的に現場へ足を運びました。「工事中には、屋根の上にも登りました。札幌の街と近くの山並みが一望できて、改めてここに家を建てられる幸せを噛みしめました」とIさんは嬉しそうに語ります。
 左官工事が始まると、ご夫妻は主寝室の壁塗りに挑戦。家族の手形を記念に残しました。当時住んでいた江差町のイベントで手づくりした道南スギのスツールを、家族みんなで塗装したのも良い思い出です。奥さんは懐かしそうに「大工さんの熱心な仕事ぶりを見たり、自分の手を動かしたりするたびに、家を建てている実感が増していきました」と話します。
 今年3月、Iさん一家は6年越しでカタチになった新居に引っ越しました。大きな窓のある2階リビングはそのままテラスへとつながり、開放感たっぷりです。5月には敷地の一角に残した八重桜が美しい花を咲かせ、家族でお花見を楽しんだそう。「テラスでバーベキューをするのが夢だったんです。家での楽しみが増えました」とIさんは笑います。
 札幌で観測史上最高の暑さを記録した日、奥さんは新居の涼しさに驚くとともに、大元工務店の住宅性能の確かさを実感したといいます。「使い勝手も居心地も良くて、今のところこうしておけばよかった、という後悔はひとつもないです」という奥さんの笑顔に、家づくりへの満足と新居への愛着が感じられました。

家事空間も収納計画も万全。
心にゆとりが生まれました。

 11歳から3歳まで3人の子どもがいるため、毎日が大忙し。家づくりでは隠せる収納や、家事のしやすさにこだわりました。大元社長が様々な提案と助言をしてくれたおかげで、冷蔵庫が置けるキッチン裏の大きなパントリー、ゆとりの広さの洗濯室、土足で出入りできるシューズクローゼットなど、きれいに保ちやすい収納や、効率のいい家事空間になりました。内装の素材や水栓金具なども、好みに合うものを探して使ってくれました。
 隅々まで大元社長の目と心が行き届いた新居は美しく、これまでに比べて毎日の家事が驚くほど速く片付くので、気持ちにも時間にもゆとりが生まれました。これからは、転勤が多くて買えなかった大きな観葉植物を置いたり、ずっと使える上質な食器やインテリアや家具をゆっくりと揃えて、豊かな生活の場を育んでいきたいと思っています。(奥さん談)

Replan北海道125号掲載
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