7年前に建てた住まいが手狭になり、2度目の新築に取り組んだTさんご夫妻。四季の彩りの変化が美しい山並みを望む新居は、2階に暮らしの中心となるLDKと子ども室を配置。高身長のTさんでもゆったりくつろげるよう、高い屋根なり天井を採用しました。1階の寝室には、大容量のファミリークローゼットとこもり感が快適な書斎も設置。32坪の住まいに、暮らしやすさを叶える造作と収納計画を実現しました。高性能でカラマツ材やナラ材、塗り壁の素材感が心地いい住まいは、Tさんご一家の生活を通して、味わいを深めていくことでしょう。
T様邸・R5年完成
「住んでみると、室内の陰影が美しいことに気づきました。その良さがもっと生かせる照明に替えたいと思っています」と、大元社長に住み心地を語るTさんご夫妻
2階は子ども室以外がゆるやかにつながるワンルーム設計。力強くも伸びやかな梁が空間の個性に
階段ホールとキッチンの間には、造作したパントリー。奥さんはキッチンに立ちながら、パントリー越しに子ども室の様子をうかがえる
ラワン材とタイル、大元工務店オリジナルのステンレスシンクを採用した造作キッチンは、奥さんのこだわりが隅々にまで反映されている
ダイニングに設けた大きな窓からは、この土地の購入の決め手となった山並みを一望できる
カラマツ材合板仕上げの屋根なり天井とナラ無垢床、塗り壁で仕上げたリビング・ダイニングは、家族が集うくつろぎ空間。正面の窓からは大きな空が見えて気持ちがいい
ご夫妻の要望で2階に配した子ども室。手前の階段ホールには、お子さんのピアノやおもちゃなどを置くスペースを設けて、LDKと緩やかに分離
寝室の一角には、旧居では実現できなかった書斎を設けた。「自分で壁の仕上げをしたのもいい思い出になりました」とTさん
玄関ホールは水まわりにつながる。脱衣室と分けてプランした造作の洗面台は、帰宅後の手洗いにも便利
床暖房を敷設した玄関土間には、容量たっぷりの収納スペースを配置。左手の引き戸の先は、奥さんの広いワークスペース
カラマツ板張りですっきりとした三角屋根の外観。ご夫妻の要望で落ち着いたダークトーンに仕上げた