ストーリー

Story
Vol. 2
あったか味のある人柄にふれ、
何でも相談したくなりました
札幌市西区・M様邸
人柄から伝わる
会社の良し悪し
それが判断材料に

 大元工務店のウェブサイトを見て、ずっと長く愛着を持ち続けて住んでいけるよう、特にメンテナンスには力を入れているという内容が印象的だったというMさん。それをきっかけに、どんな会社なのか興味を持つようになり、ブログもチェック。そこには子どもとのほのぼのとしたやりとりが綴られていました。それがまた印象に残り「あったかい感じする」と、連絡を取ってみることに。

 実際に大元社長に会ってみると、熱心に耳を傾けてくれたのはもちろん、Mさんが伝えたいイメージが言葉では表現しづらく戸惑っていると、「そうそう、そういうことを言いたかったの」という具合に、上手に希望を引き出してくれるさりげない気遣いに、人間味を感じたとか。押し付けがましいセールストークは一切なく「大元さんとなら、楽しく家づくりができそう」と、心にじんわり伝わってくるものがあったそうです。

山や周囲の景観を楽しむ2階リビング。勾配屋根の構造を現しにして、空間的な広がりとコストダウンを一挙両得
山や周囲の景観を楽しむ2階リビング。勾配屋根の構造を現しにして、空間的な広がりとコストダウンを一挙両得
簡単にできないと言わず
最良の方法を模索する
その姿勢に信頼が増幅

 敷地が決まっていなかったものの、自然が身近に感じられるエリアに住みたいと相談すると、大元社長からは「まずは売り地の看板が無くても探してみて」とのアドバイスが。するとちょうど山が望めて公園が隣接する、立て看板のない200坪程度の空き地を発見。不動産会社に探してもらった持ち主から分けてもらえることになり、大元社長との相談でちょうどいい大きさの敷地が取得できました。こんなエピソードから「小さなことでも社長には何でも言ってみるといいのかもしれない。それによって最良の形につながっていきそうだ」と、信頼度がグンとアップしたそうです。

 家づくりに夢と悩みは付き物で、予算の悩みはMさんも然り。ですが、「夢を諦めなくても、さまざまなところで調整すればコストダウンできることもあるんですよ」と大元社長。たとえばフローリング。育ち盛り、元気いっぱいの兄弟の部屋は下地の合板を市松模様に張るのみとし、壁もあえて仕上げを省きました。絶対にやりたいことは相談しながら叶える方向を模索し、すぐにやらなくて済むことは完成後に。そのメリハリある提案が満足度の高まる理由なのだとMさんは感じ取ったそうです。

 プランの変更も、お客さんがやっておきたいと申し出れば「後々後悔しないよう、『できません』『もう無理です』とすぐに断ることはせず、最大限融通を利かせてギリギリまで対応するスタンスです」と大元社長。Mさんも「やっぱり、ここの窓をもう少し大きくしたいな」と言えば、構造計算も大急ぎでやり直して可能にしました。また、お客さんが気付いていないこともフォローしており、将来、年齢的に手すりが必要になるかもしれないことを想定し、下地をあらかじめ補強。「え〜、老後を心配してそんなことまでやってくださっていたんですか」と、Mさんは建てた後に初めて知り、ちょっと感動したそうです。

玄関から入ってすぐの土間に薪ストーブを置き、料理にも利用。暖かい空気は階段を介して2階へも
玄関から入ってすぐの土間に薪ストーブを置き、料理にも利用。暖かい空気は階段を介して2階へも
家に関わる面白さを
目覚めさせてくれた
ちょうどの加減の不親切

 入居後も交流は続いており、というよりも深まっていて、家のことで「どうしたらいいの?」ということが発生したら、気軽に電話できる関係です。キッチンの木の天板が黒ずんできたのでキレイにしたいとMさんが相談すると、早速、大元社長がにこやかにやってきて、サンドペーパーをかけ、塗料を塗り直す様子を実践。「難しくありませんよ。これからはご自身でやって、家と関わることを楽しんでください」と、ご夫妻の背中を後押ししたそう。

 家は完成すればいいというものではありません。大元社長の言葉を借りれば、家はあくまでも住み手のものであり、すべてを工務店側がやってしまうのではなく、住み手が家に関われるくらいの「ちょうどいい不親切」が大事なんだそうです。家への愛着を持ってもらう、そのためのサポートを惜しまない。これも大元工務店の大きな魅力なのです。

人とのいい出会いで叶う
希望どおりの住まい、暮らし方

 子どもが、この家の絵を描くことが大好きなんです。よっぽど気に入っているんでしょうね。世の中には大小たくさんの住宅メーカーがありますが、最終的には担当してくれる人が大事であることを、家づくりを通して再認識しました。とにかく希望がどんどんカタチになって、素人考えではできると思ってもプロの目からは勧められないものは、何故できかねるのか、しっかり説明があったので納得がいきました。

 住宅性能の良さも実感していて、就寝前に薪ストーブに薪を入れるのを止めても、翌朝、室内がほんのり暖かいんです。とにかく快適で、休日は家でのんびりしています。

 ところで、わが家の工事中に大工さんが働いている横で、ブルーシートを持ちせっせせっせと養生をしている社長の姿を見たときは思わず笑ってしまいました。社長自らそこまでするなんて。でも、それだけ私たち家族のことを思って汗を流してくれていたんでしょう。本当に、いい人に出会えました。(Mさん談)

Replan北海道111号掲載
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